小学校で「教科担任制」 北九州市教委 新年度から十数校で導入 [福岡県](西日本新聞)

 北九州市教育委員会が2019年度、市内の十数校の小学校5、6年を中心に、各教科を担当の教員が教える「教科担任制」を導入することが分かった。担任が全教科の授業をする一般的な「学級担任制」から代える。同じ学年の担任たちが担当教科を決め、クラスを問わずに授業を受け持つことで、全教科を教えたり、準備をしたりする負担の軽減を図る。授業がない空き時間も確保できる。児童数の多い小学校が対象。

 学級担任制は、担任が児童の状況に合わせて学習を計画できる半面、全ての教科を受け持つため、担任の負担が大きかった。保護者への対応や事務作業も放課後に限られ、授業準備に充てる時間が不足する場合があった。授業数が多く、生活指導の機会が増える高学年の担任に業務が集中する現状もあり、市教委は「構造的な問題」と捉えている。

 教科担任制では、例えば、5年1組担任が国語、2組担任が社会、3組担任が算数-などと主担当を決める。加えて、導入校には中学の体育教諭を配置して、体育担当の学級担任にすることを想定している。

 ただ、全てを教科担任制とはせず、学校の事情に応じて外国語や家庭科など一部の教科を担任が受け持つ。道徳や総合学習は基本的に担任の担当とする。

 定着している学級担任制とは大きく異なる仕組みで、各教科担当と担任間でのきめ細やかな情報共有も求められることになる。市教委は「慣れない現場は戸惑うかもしれないが、チームとして授業や学校経営に取り組む体制をつくりたい」とし、導入校で効果などを調べる。

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